真・田舎暮らしにあこがれて 

Bライフ 小屋暮らし をやっています

2016年12月

昨日のブログで心の中にあるグチを色々と綴ってしまったが、それに対して読者から1通のメールが来た。


仏教的に言うとかつやさんの体質は恵まれてますよ

苦しみを如実に認識し
苦しみの生起を捨断し
苦しみの滅尽を現し
苦しみの滅尽に至る道を繰り返し訓練する

これが四諦ですが苦しみを詳細に感じ取れる能力はそれだけ意識がクリアだということで修行を進みやすくします

次はクリアに感じている苦しみを滅する方法を体得することです

テーラワーダの流派によって観、ヴィパッサナだけに力点を置いている流派ありますが、普通はそこで止の瞑想します
苦しみの原因となる心、煩悩を止滅する瞑想、四念処や五蘊無我の瞑想をします

研究してみてください


このメールはかなり励みになった。ブッダの瞑想は大まかにわけで2種類ある。

心を落ち着かせるサマタ瞑想(止)と物事をありのままに観るヴィパッサナー瞑想(観)だ。

サマタ瞑想一つとっても実に40種類以上の瞑想方法があるそうです。

僕が瞑想センターで習ったサマタ瞑想はアーナパーナ瞑想というもので鼻孔を通る空気を観察して心を鎮めるというもの。心が落ちついてきたらヴィパッサナー瞑想に取り組むというわけだ。

今日はこのアーナパーナ瞑想を1時間集中してやってみたけれど、心の暴れっぷりが凄まじすぎて全然集中できなかった。

やっぱり瞑想は毎日やらないとだめですね。付け焼き刃でやったところでなかなかうまくいかないな。



ゴミ回収について思ったこと

この前の説教で自治会費はゴミの回収に使われているんだ!って言われた事が瞑想中に何度も脳裏をよぎったんだけど、どうもひっかかるんだよな。

ゴミの回収は普通は税金でやっているものじゃないか?って思うのだが。

ものすごい剣幕で怒ってて、僕の話なんか聞いてくれる雰囲気じゃなかったので言わなかったけどね・・・・・

気になったので九十九里町に問い合わせてみました。


九十九里町「ゴミ回収には自治会費は使われていませんよ。」


そりゃそうだろうな。自治会費でゴミ回収業務が運営されているなんて聞いたこと無いし。

なんでそんな嘘をを付くんだろうか・・・・ますます不信感が高まるぼくであった。

スルースキルって生きていく上でかなり重要だと思う。教師から説教されても知らん顔している人もいれば、ものすごくダメージを受ける人もいる。

スルースキルは育った環境でも決まると思うし、先天的なものもあると思う。

以前心療内科の先生から聞いたのだが、スルースキルはビタミンBが深く関わっているそうです。不快な事があってもビタミンBを多く生成できる人は不安も静まりやすい。

逆にビタミンB欠乏症の人は不安抑制物質が生成されにくいため精神の安定が難しいそうだ。

血液検査したところぼくは先天性のビタミンBが生成されにくい体質だそうで、不安なことが合ってもなかなか静まりにくい体質だとか・・・

こういった人は100人に1人の割合でいるそうです。

サプリメントでビタミンBを摂取したり、瞑想でメンタルコントロールしたり色々な解決策があるとおもうけど、やっぱり生きにくいよなー

ちょっとした物音とかでもビクッとするときがあるし・・・

昨日の事件から1日たったけどまだ体の調子が悪い。少し頭痛がするし口の中が乾燥して息が臭い。

だいたいあんな言い方はおかしいと思う。自治会費は任意だし、ぼくの人格を否定してまでそんなにむしり取るものだろうか。

悲しくなってくる・・・・

働きもしないでプラプラ遊びやがって。少しは苦労しろ!!!

苦労教信者なのか・・・・ぼくとは宗派が違うのでできればかかわらないでほしいのだが。っていうかよくそんな暴言を人に吐けるよな。


あーあ。俺はいつまで苦しめばいいんだ。いつになったら嫌な雑念から開放されるのだろうか。

最近は夜の冷え込みが一段ときつくなってきましたね。

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室温計の表示は氷点下ですよ。こりゃ外気温とほとんどかわらないです。


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このくそ寒い夜でも、モンベルの冬用シュラフさえあれば全く問題なく快適に寝られます。

ちなみにぼくが持っているシュラフはモンベルの化繊シュラフの中でも最強と言われるバロウバッグ#0です。


スペック

バロウバッグ #0

【素材】表地:40デニール・スーパーマルチ・ナイロン・タフタ[超耐久撥水加工]
【重量】2,040g(2,179g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】サンライズレッド(SURD)
【サイズ】R/ZIP / L/ZIP ※R/ZIP:右ジッパー、L/ZIP:左ジッパー
【収納サイズ】φ22.8×45cm(14.9L)
【コンフォート温度】-7℃
【リミット温度】-14℃
【適応身長】~183cm


-7度の環境でも快適に寝られる凄まじいスペックです。このシュラフのお陰で夜もぐっすり眠れるのです。

しかし最近シュラフが少し臭うように感じます・・・・しばらく洗濯してないし汚れもだいぶ溜まっていると思うので今回はシュラフの洗濯をしようと思います。


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化繊シュラフの良いところは洗濯機で丸洗いできところにあります!早速洗濯機にシュラフを投入したのですがなんと大きすぎて入らない・・・コリャ参ったぜ。

コインランドリーの巨大洗濯機を使う手もあるんだけど、近所のコインランドリーは洗剤と柔軟剤を自動投入するタイプなのです。

シュラフの洗濯では柔軟剤を使うことは推奨されていないのでコインランドリーはあまり使いたくないんだよなー


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ここは初心に帰って足踏洗いをしようか・・・・タライに張った水にセスキ炭酸ソーダを入れてひたすら踏み踏みします。けっこう楽しいぞ!


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しばらく踏み踏みした後は脱水機にかけるんだけど、水を吸ったシュラフなので重すぎて全然運べない。

カゴに入れてしばらく水を切ろう。


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水を切ったらかろうじて運べる重さになったけど、それでも凶悪な重さだ。腰をやられないように慎重に脱水機に運びました。


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ふぅ、無理矢理おし込んでなんとか入ったぞ・・・

そして脱水したシュラフをすすいだ後、もう一度脱水かけます。


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そして乾燥。

いやーやっぱりこれだけでかい洗濯をすると体力を使いますね。もうお腹がペコペコです。


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なんとタイミングよく実家から食料が届きました。リンゴと南部せんべいが入っています。持つべきものは優しい親ですね。

お母さんありがとう!


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綿がたくさん入っているシュラフなので日が沈むまでには乾きませんでした。

ストーブの力でなんとか就寝時間までには乾かせたのでよかったです。

洗濯物はなるべくすぐに乾かしてやらないと雑菌が繁殖してひどい悪臭を発生させてしまうのでなるべくならストーブなどを駆使してその日のうちに乾かしたほうがいいですね!

さっきゴミを捨てにいったら、人がいた。「ども」っと軽く会釈してゴミを捨てて小屋に戻ろうとしたら「おい」と呼び止められる。

なんだろうと思ったらものすごい剣幕で怒ってきた。いきなりのことだったのでびっくりしてしまった。心臓はバクバク、脳内はパニック状態になってしまい、足がガクガクと震える。

混乱して遠のく意識ををなんとかしようとアーナパーナ瞑想を試みる。しかし次から次と相手の言葉が耳に入ってくる・・・


自治会費払えよ!から始まりぼくの人格否定、テレビなんかに出て調子に乗ってんじゃねーぞ、お前のことは皆迷惑しているんだよ、仕事しろよ、毎日お前は何をやっているんだ、遊んでるだけだろうが。ゴミ拾いにも顔を出さないし、何を考えているんだ。お前の小屋仲間選挙に出たよな・・・ふざけやがって。


「だいたいなんでここに来たんだよ!」

ぼく「は、はい。ぼくの場合は・・・」

「うるさいんだよ!なめるな!!!!」

だめだ、まともに話せる状態じゃない・・・・・耐えるんだ俺、瞑想してなんとか耐え忍ぶんだ俺!


「・・・・・わかったな。」

ぼく「はい」

言葉責めが一通り終わって解放される。もうなにがなんだかわからない状態で小屋に戻る・・・・とりあえず座って瞑想しよ。それから考えよう。


1時間後~


だめだーーーー雑念が凄まじすぎる・・・・


1時間の瞑想では混乱は落ち着かずもうもう1時間瞑想することにしました。

瞑想中は体の感覚を観察します。

胸のあたりがつっかえようななんとも気持ちの悪い感覚・・・この感覚からさっき怒鳴られた場面が呼び起こされて繰り返し脳内シアターで上映される。

なんども上映機を止めるのだがまた自動で動き出して上映が始まる・・・・

ようやく上映が止まったと思ったらまた胸のあたりが気持ち悪くなってくる・・・・この気持ち悪い感覚は他にも体験したことがある・・・・そうだ左官学校で先生に怒鳴られたときの感覚だ!

今度のかつや脳内シアターでは左官学校物語が上映されるのである・・・・

その後もロケスト怒鳴り込み物語、昔の会社の上司に怒られた物語など様々な映画を上映・・・・こりゃだめだ、今夜はオールナイトになりそうだな・・・・・


そう思った矢先、急にお母さんの声がするではないか・・・・

お母さん「かつや、あなたはだめな人間なんかじゃないよ!誰がなんと言おうとお母さんだけはかつやの味方だよ!」

ぼく「お、お母さん・・・・・」


ブログ読者「かつや!俺たちも忘れるな!お前は1人じゃないんだ!いつもお前から俺たちは勇気をもらっている!自身を持ってくれ」

ぼく「みんな・・・・・あり・・・がとう(´;ω;`)」


ようやく地獄の上映から抜け出して少し瞑想できる状態になってきました。脳内では色々な思考が複雑に渦巻いています。

最初は嫌な思考ばかりピックアップしてたけど、めげずに瞑想を続けていると皆から励まされた思い出がやってきました。おかげで正気に戻って少しまともな瞑想ができるようになりました。


常に優しく、微笑みながら相手とコミニケーションを取ることがいかに大事なのか今回の瞑想で学びました。

怒鳴って押さえつけてやろう、大声で脅せばなんとかなるだろうという考えはよくないです。心の乱れには皆さん十分注意してください!

2ヶ月ほど前、瞑想センターでベッドを作るお手伝いをしました。

2ヶ月前の記事→瞑想センターで奉仕してきた


瞑想センターは瞑想者によりボランティアで運営されていて、色々な運営委員会というものがあります。

家政台所委員→キッチンや食事についての管理

造園委員→草刈りやセンターの庭造りなどの管理

施設管理委員→センターの建物、設備などを管理


以前ベッド作りを手伝った経緯から施設管理委員会に入りませんか?と誘われたました。委員会に入れば瞑想センターとの接点も必然的に増えるので瞑想が捗るかなと思って二つ返事でOKしました。

そして昨日、施設管理委員会の招集がかかったので久しぶりに瞑想センターに行ってきました。


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朝7時に家を出て10時頃センターに到着。

さっそく施設管理委員会の仕事したいところだけど、委員会に入ったばかりのぼくは、何をすればいいのかまさっぱりわかりません。

とりあえず今回は設備の場所や今後の予定をざっくり教えてもらって終わりました。


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昼飯。


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夜にビデオ鑑賞をしました。

インド最大の刑務所、ティハールジェイルに1993年新しい所長が就任。所長の名前はキラン・ベティ。

彼女はインド初の女性警察官でもあり、インディラ・ガンディー首相の車を駐車違反の廉で移動したことでクレーンベディの異名も持っているそうです。


ベティ「抑圧するようなやり方じゃ囚人は社会復帰できないわ・・・何かいい策はないかしら?」

部下「所長、それならヴィパッサナー瞑想がオススメっす。」

ベディ「ヴィパッサナー瞑想?よし、そんなに良いものなら導入してみましょう。」


そして刑務所で初のヴィパッサナー瞑想による囚人の更正がおこなわれる・・・


瞑想センター「まずは囚人に瞑想をさせる前に職員にさせなさい。職員から変わらなければ囚人は変わらない」


職員に瞑想を受講させたあと、いよいよ囚人の瞑想が始まる・・・・


瞑想センター「おや、なぜ彼らに足枷がついているんですか?彼らは今はヴィパッサナー瞑想の生徒たちなのだから鎖を外しなさい!!」


足枷を外された囚人たちは10日間の瞑想修行を終えると見違えるように変わっていた・・・・


受刑者「今まで俺は悪くない、全部社会が悪いんだと思っていました。しかし今回の瞑想のおかげで自分の心が感覚に反応して犯罪を引き起こしているのだと発見できました。」

こうしてインド刑務所初の瞑想更生プログラムは大成功を収め、その後はインド中の刑務所でヴィパッサナー瞑想のコースが開催されるようになったのである。


私達は普段は人に対して憎悪や怒りを持ってしまうことが結構あると思います。ということは一歩間違えば私達も囚人になる可能性があるとベディ所長は言っていました。

そういった事をちゃんと理解していたので部下からヴィパッサナー瞑想を提案されたときも即決して導入したんでしょうね。

優秀な人間は決断が早いというけれど、ベティ所長がまさにそれですね。


久しぶりにセンターだったけど色々と得るものがあったので良かったです。

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