真・田舎暮らしにあこがれて 

Bライフ 小屋暮らし をやっています

2015年12月

我らが寝太郎さんが新しい本を出しました。



僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学をめぐって 


ブログを4ヶ月休止して、河川敷の別荘に篭って書き上げたそうです。 寝太郎さんの幼少期~小屋暮らしに至るまでの経緯、内面が書かれているということで非常に気になっていました。


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やったー!ブログの読者さんから本をもらっちゃいました。ありがたや。

寝太郎さんの過去ってどうなってるんですかねー!!ワクワクしますねー!!


本を読み始めること数分後・・・・・


ぼく「文章が難しすぎて理解ができない・・・」


ぼくは普段、活字の本はほとんど読みません。、たまーに読む本といえば万人向けにわかりやすく書かれたものくらいです。この本は明らかに初心者にはレベルが高すぎる・・・・

しかし、この本は寝太郎さんが血反吐を吐きながら4ヶ月かけて書いた本だ。寝太郎さんの内面がどういうものかはこの本を読まないと理解できない。ここは時間をかけてでもいいからゆっくり読むとするか!


そして血反吐を吐きそうになりながら、なんとかかんとか読破しました。MPが完全に枯渇してしまったのでよるごはーんをたべてチャージしてからこの読書感想文を書いています。

寝太郎さんのブログ内でよくホンモノ病という言葉が出てきます。

ぼくはこのホンモノ病というものがよくわからなかったのですが、たぶん中二病のようなものなんだろうなーと勝手に解釈していました。

今回の新刊の中にはこのホンモノ病がとても大きく取り上げられていました。幼少期からずっとホンモノ病に苦しめられて、純粋なものを追い求めるあまり自分の首を締める・・・そんなかんじで生活しているうちに小屋暮らしにたどりついたとか。

結局読破してもホンモノ病の意味はよくわからなかった。やっぱり中二病のようなものだろうか。


本を読んで内容を理解するときは人それぞれ色々なやり方があると思います。

ぼくの場合は文章を読む → その文章を自身の体験や考えかたに置き換えて雰囲気をつかむという形で理解しています。

寝太郎さんの文章を読んでいてもうまく自分の体験や考えかたに置き換えられません。たぶん脳みその次元が違いすぎるのだと思います。

ホンモノ病→中二病の安易な脳内変換を寝太郎さんが聞いたら、お前は何を理解しているんだと怒られそうな気がきがします。ごめんよ寝太郎さん。


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小屋暮らしをする理由は人それぞれ色々あると思います。寝太郎さんの場合は死の世界・ホンモノ病の延長線上に小屋暮らしという生き方があった感じ。

ぼくの場合はうつ状態からの脱却、お気楽に生きたいという延長線上に小屋暮らしがありました。


ベースとなる生き方が特定の人間に頼ることなく回ってゆくことほど、自分の心を軽く、自由にさせてくれるものはない。

166ページ抜粋


悩みが多いほど、自分の周りにまとわりつくものが鬱陶しくなるものです。

小屋暮らしは世の中のいろんなグチャグチャしたしがらみから解き放ってくれる。そんな可能性を感じますよ。


おまけ


そういえばBライフラジオいけしか編に出演した時に、今後の抱負を聞かれました。


まるのこ「今後小屋暮らしの目標を教えて下さい。」

ぼく「小屋に頼らない小屋暮らしを確立したいです。」

まるのこ「・・・・・・・」



自分でも何を言っているのか理解できませんでした。

今思い返すとあの頃職業訓練校にかよって、環境が合わなくて軽い鬱状態だったんですよね。

ベースとなる生き方が特定の人間に頼ることなく回ってゆくことほど、自分の心を軽く、自由にさせてくれるものはない。

166ページ抜粋

もう病みすぎちゃって小屋に頼っている自分にしがらみを感じていたんでしょうかね・・・・

幸いこのシーンはまるのこさんがカットしてくれたのでラジオに乗らずにすみました。

まるのこさん、ナイスカットだったぜ!


外は雨だし、寒いし何もやる気がおきない。読者の方からもらった本を読みながらゴロゴロしてました。


母親「かつやー!!下に降りて来なさい!!!」


実家に来てから約20日。家の手伝とか一切せずにゴロゴロしてたんでついに怒られると思いました。


母親「ブログのネタを用意してあげたよ!少しは収入になるでしょ。」


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母親が用意してくれたブログネタを早速やることに。


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石の上にクルミを置いてハンマーで叩くとパカっと割れます。


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最初は難しいけど、何回かやってると力加減がわかってきます。ちょうどいい力で叩くと綺麗に割れるんです。



動画 youtube


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割ったクルミをほじくります。


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ほじくったクルミはラム酒につけます。

気が向いた時に母親がクルミケーキとかを作ってくれるのでうれしいよね。

小屋暮らしを始めてから、phaさんという名前をよく聞くようになりました。

当時は小屋以外のことにあまり興味がなかったのでふーんって感じであまり感心を持ちませんでした。

でもあまりにも周りの人々がphaさん、phaさんって言うもんだから何かあるんだろうなと思ってyoutubeでphaさんのドキュメンタリーを見ることに。

番組の内容はシェアハウスでニート仲間と楽しくエンジョイしてる感じだったと思います。和歌山にも拠点を持ってて、そっちでもニート仲間と楽しくやってる感じ。

仲間たちとワイワイやってるのを見て、この人は自分とは違うタイプの人間だなと思ってやっぱり関心がもてませんでした。どうもリア充の臭いがする人は自分と違う人種な気がして関心が持てないんですよね。

安く暮らすなら小屋ぐらしじゃなくてシェアハウスでも良かったんじゃない?ってよく言われるけど、ぼくは人と会話すると消耗する性格なので、完全に一人になってチャージできる空間が必要でした。だから小屋ぐらしに魅力を感じたのかもしれませんね。

シェアハウスも部屋にこもればチャージできるかもしれませんが、小屋よりはチャージスピードは遅めだと思います。便所、風呂などに行くとき、人と鉢合わせる可能性があるからね。


痔の治療で入院中、ブログ読者の方から一冊の本をもらいました。



ニートの歩き方という本です。phaさんの代表作ですね。

パラパラとページを読み進めていくうちに、僕がphaさんに抱いていたイメージがどんどん崩れていきました。


リア充 → 人と話すのがだるい人。長時間会話すると消耗するので部屋にこもってチャージしなければいけない。

シェアハウスを運営してるし活動的 → シェアハウスはダラダラしたい空間が欲しくて作った。

オフ会とか開催して社交的 → 会話を楽しむオフ会ではなく、みんな好き勝手それぞれの作業をしてる。


完全に僕が大好きな人種じゃないですか。

だるい感じの文章もgoodです。病気で療養中の僕にはこのダルダルした文章が非常に心地よかったんです。癒やされました。ニート臭漂う文章って病んでる時に読むととても心に染み入るよね。

そういえば小屋暮らしを始める前、ぼくは精神的にちょっと病んでました。そんな中たまたまいけしかさんのブログを発見。彼のニート臭漂う文章がとても心に響いてぼくも小屋暮らしを始めたんだった。

もし小屋暮らしを知る前に、この本を呼んでいたら、ぼくはギークハウス(phaさんが運営するシェアハウス)に住んでいたかもしれませんね。


社会の役立たずと思われがちなニートにも立派な役割があるとこの本に記述されていました。


ニートが全くいない世界は、人間に労働を強制する圧力がきつくて、社会から逃げ場がなくて、自殺者が今よりもっと多いディストピアになってしまう。


ページ数が多すぎてちょっと探せなかったんだけど、社会に疲れた時に、ニートみたいな存在がいるとまだ逃げ場があるんだなという安心感につながるよねみたいなことが書いていました。

たしかに何にもせずにダラダラするのってうつ病には一番の薬だったりするんですよね。

そういえばいけしかさんのブログを初めて読んだ時も、こんな生活がゆるされるのか!頑張らなくてもいい生き方があるのか!と衝撃が走りましたね。


そして小屋暮らしを始めたわけですが、最初はブログを更新するのが楽しくて、DIYネタや身近な日常ネタをテキトーにアップしながらテキトーに暮らしていました。

しかし1年も無職でブラブラしてると、仕事しないの? ブログがワンパターンになってきてつまらない。 バイトくらいやりなよ。 いつまで遊んでるつもりだ。 永遠にそんな生活が続くと思うなよ とかコメント欄に書き込まれるようになってきました。

頑張ってブログを更新すればするほどしんどくなってくる。いままでブログで色々なことにチャレンジしてきましたが今思うと、コメント欄の圧力が無意識にぼくに色々な行動をさせていたのかもしれません・・・・

気分転換に実家に帰ってチャージします。 いつまで実家にいるんだ! あれれ~小屋ぐらしはどうしちゃったのかな?? 実家ネタつまんね。 


はぁ・・・もう病みそうだ。なんで自由に生きさせてくれないんだ。またうつ病に逆戻りになってしまうよ・・・・・・

ついに耐えられなくなってコメント欄を閉鎖。ブログの更新も気分が乗った時にだけやることにしました。

すると毎日がパラダイスではないですか!グチャグチャ文句をいう人がいないって素晴らしい!実家に帰ってもな~んにも文句を言われない! やったーーーー


ニートの歩き方を読んで思ったことがあります。僕の小屋ぐらしに足りなかったのはニートの精神だったのではないかと。

もっと肩の力を抜いて、お気楽に、ゆるゆるやってればここまで病むこともなかったのではないかと・・・

小屋暮らしを初めて2年、一度も働いていないけど実は小屋暮らし自体が労働になっていて僕の精神を消耗させていたとおもいます。

ニートの歩き方を読んでこれからのぼくがやるべき小屋暮らしのあり方を教えてもらったような気がします。phaさん!本当にありがとうございました。


退院してからもおしりのケアはかかさずやってます。


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うちのトイレは結構寒いのでおしりが冷えるんですよね。だから排便後はおしりをお湯につけて温めてあげてます。


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円座クッションも買いました。


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お尻に負担をかけずに楽に座れます。買って大正解。


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先生に入浴はこまめにしたほうがいいとアドバイスを受けました。やっぱり入浴するとおしりの調子がいいね。


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おしりにカイロを貼るととても具合がいいです。

家は病院のように常時温かいわけではないのでケツカイロは重宝します。


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おしりに負担がかからない程度のウォーキングもいいです。運動すると腸の動きが良くなるのでいいうんこが出ます。

外に出るときはケツカイロも忘れずにね!

歩いてる途中でうんこがしたくなったら大変なので散歩ルートはトイレのことを考えて組んだほうがいいでしょう。


退院して3日経ちましたが、アフターケアの甲斐もあって排便時の痛みはほとんどなくなりました。

うんこの切れもよくなりました。トイレットペーパーで綺麗に拭き取れる喜び!素晴らしいね。

でもまだ油断はできません。硬いうんこが出ないように、暴飲暴食を控え、水分をしっかりとって気をつけようと思います。


10日くらい前にリサイクルショップで買ったズボン。

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部屋の隅に転がってるズボンを見るたびに裾を詰めないとな~って思いながらもだるくてずっと放置してました。

部屋に入る度に転がってるズボンが目についていい加減鬱陶しくなってきたのでそろそろ重い腰を上げるとするか。


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お母さんに裁縫道具を用意してもらい早速とりかかることとする。


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いつもの千鳥縫いで縫うことに。10分くらい作業したらもう嫌になってきた・・・細かい仕事はストレスが半端ないよ。

正直お母さんに全部まるなげしたいけど今日はやってくれそうな雰囲気じゃなかったので自分でやるしかないか。



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なんで糸って絡まるんだよ!!!ズボンを引きちぎりたくなる衝動を必死に抑えて作業を続けること約2時間・・・・


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ようやく完成しました。たかがズボン一本縫うのに2時間とか正気の沙汰じゃないな。

本当は新品のズボンを買って全部店員にやってもらいたいけどお金が勿体無い。金はないが時間は腐るほどあるので地道に縫い物を覚えていくしかないね。


お母さん「数をこなせば早く縫えるようになるよ。」



おまけ

そういえば僕の部屋にお母さんが作った刺し子が飾ってるんだけど、今まで縫い物とか興味なくて、気にもとめませんでした。

実際に自分で縫い物をやってみると母親の精密動作性にビビります。


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芸が細かすぎるよ。

ぼくはズボン一本裾上げするだけでで死にかけてるのに・・・・

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