真・田舎暮らしにあこがれて 

Bライフ 小屋暮らし をやっています

2017年03月

東京から京都まで行こうと思ったら新幹線でピューっと2時間ほどで行けてしまう現代ですが、昔はそんなものはないから何日もかけて歩いて行ってたんだよね。

東京~京都まで行くには東海道五十三次、中山道六十九次の2つのルートがありますね。

今回は中山道六十九次の42番目の宿場、妻籠宿を訪れました。


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当然現代では東京~京都を歩いて行こうなんて奴はまずいないわけで69ある宿場町もほとんど廃れてしまったんだけど、ここ妻籠宿はとても賑わっています。


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妻籠宿は日本で一番最初に景観保全運動をやったそうです。そのおかげもあってか外国人観光客がたくさん訪れています。


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板ぶき屋根の建物。


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馬屋


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この自己主張の強い壁はうだつというそうです。火事のもらい火を防ぐために設けられたそうで、当然施工にもお金がかかるのでお金持ちしかうだつをつけることができなかったそうです。

うだつがあがらないという言葉はここからきているそうです。


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妻籠宿の郵便局では昔のポストや制服などが展示されています。

ちなみにここの郵便配達員はこのレトロな制服で配達をしてくれるそうです。


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ひな祭りの展示


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妻籠宿、とても素晴らしい街だったけど松野さん的にひとつ気に食わないところあるそうです。

建物に関しては言うこと無いけど、道路をもっと趣のある物にすれば完璧だったそうです。



妻籠宿~馬篭宿へ

中山道六十九次の42番目の宿場町が先ほど紹介した妻籠宿ですが、43番目の宿場町、馬篭宿も実は景観保全をしていて、観光スポットになっているのです。


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妻籠宿~馬篭宿までは歩いていける距離で、ハイキング道も整備されているので外国人にトレッキングコースとしてもとても人気なのです。

ぼくは車で行ったけど、道中トレッキングをしながら馬籠宿を目指す外国人をたくさん見ました。


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昔ながらの町並みに石畳。いいですね。

階段ができるまで


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階段の桁に踏み板の墨を引きます。勾配は42度でとってました。


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松野さんが計算機で墨の位置を計算してたんだけどどういう計算式なのかはよくわからなかった。

ルートがどうのこうの言ってたけど、ルートの計算ってどうやるんだっけ?。中学生以来やってないから忘れてしまった。



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治具を作成。この穴に沿って機械をかければ一定間隔で踏み板のホゾを掘れるというわけです。


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ハンドルーターで凹を掘る


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今度は踏み板を加工。

先程桁に掘った凹に入る凸を刻みます。


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こんな感じ。


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そしてはめるとこんな感じになります。


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組み立て。


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組み立ての際はこの根太ボンドと呼ばれるボンドを塗るといいそうです。

このボンドはとても万能でフローリング、キッチンパネル、暖房床など、様々なところに使えるそうです。


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階段を引っ掛ける溝を掘ります。


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ちょうど階段がかかる位置に丸太があるのでぶった切ります。

ツーバイフォー材を定規代わりに当ててまっすぐ切ります。


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そして階段を引っ掛ける。しかし丸太の出っ張りが気になるのでカットすることにしました。


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チェーンソーで豪快にぶった切ります。しかし室内でチェーンソーを使うを粉塵まみれになるので大変だ・・・



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余分な出っ張りを取ったらスッキリしましたね!


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ログハウスにぴったりマッチするおしゃれな階段ができました!

センス抜群だね!

もう3月も終わろうとしているのに、長野は雪

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松野さんの友人が横浜から遊びに来ました。元JALのパイロットだそうです。


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お土産にうなぎを持ってきてくれたので昼食はうな丼。うまいぜ


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夜はすき焼きパーティー。いつもは松野さんが作ってくれるけど、、今日はパイロットの方が作ってくれました。

料理もできるし会話も面白いしユーモアセンスも抜群。スーパーマンですね。普段生活していてまず会わないような人だなと思いました。


松野さん「彼は俺らとは頭の出来がぜんぜん違うのよ!」

今日は山の上にあるパン屋「chocotan」に連れて行ってもらいました。


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薪窯で焼いたカンパーニュ。店主は自然食にこだわっている感じで、食材はもちろん薪も農薬が散布されていないものを使用しているみたいです。


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店のロケーションも最高だ。山が一望できる。

店主はもともと東京に住んでいて、6年前にここ長野でパン屋を開店したらしいです。


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いい気分転換になりました。

今日は近所の方と一緒に夕飯を食べました。


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色々雑談してたらレコードの話題になって、ぼくが 「レコードの音は聞いたことが無い」 といったら松野さんがレコードプレイヤーを引っ張り出してくれました。



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普通CDプレイヤーとアンプをつなぐ時はAUX端子を使うんだけど、レコードプレイヤーの場合はphono端子を使うらしい。


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再生された音を聞いてびっくりしました。デジタル音源とくらべて音が柔らかくてとても心地良いです。

時々プチプチ音が入るんだけど、それはレコード盤の表面のホコリのせいらしいです。



松野さんと近所の方は昔のレコード話で盛り上がっていました。

パーツを買ってきてスピーカーを自作したとか、ヘッドをいいやつに交換するだけでも音が良くなるけど音量が下がるのでアンプをいいものにしなければいけないとかベートーヴェンはフルトベングラーとかカラヤンとか色々盛り上がっていました。

ぼくの親父もよくベートーヴェンはフルトベングラーとかクナッパーツブッシュとか言ってた気がします。


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近所の方は元某自動車会社の技術者で車の話題でも盛り上がりました。

昔の車は慣らし運転という物が必要で、1000キロくらいはエンジンに負荷をかけない運転が必要だったらしいです。新車のエンジンは角が立っているので、ある程度ならし運転をしてやって鉄の凹凸を取ってやるそうです。

エンジンオイルは普通5000キロごとの交換なんだけど、慣らし運転後のエンジンオイルは鉄の切子などが混じっているのですぐに捨てたほうがいいそうです。

某自動車会社は500キロの慣らし運転をした後にカタログ燃費の測定をすると言っていました。


某自動車会社では色々なメーカーの車を購入して従業員に試験的に乗らせていたそうで、いろんな車に乗ってきた近所の方いわく、外車とか高級車とかそういうものはどうでも良くなってきて、ちゃんと故障せずに走ってくれればなんでもいいよって言っていました。解脱してますね。


いやー今日は色々面白い話を聞けてよかった!

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